お口大全 (お口の機能と口腔ケア)                   
All the Oral-functions and Care
mail:info@aofc-ydc1.sadist.jp

頬粘膜癌について

     
トップページ お口の働き お口の病気 摂食嚥下障害  お口から入る病気  口腔ケア 


頬粘膜癌 ()
 
頬粘膜癌について
発現頻度はわが国では比較的少なく口腔癌の約7%といわれていますが、インドでは約50%ともいわれています。
頬粘膜癌では白板症から生じた例が他の口腔癌の場合よりも多いという報告もあります。
腫瘍は増殖するにつれ深部の筋層あるいは歯槽部、下顎の粘膜に波及し、また顎骨の吸収をきたすこともあります。

 好発部位
   好発部位は大臼歯部に対する頬粘膜面で、なかでも臼後部のものが悪性度が強い。

 リンパ節転移
   リンパ節転移は顎下ないし上頸リンパ節、ときに耳下腺部リンパ節に生じます。
   その頻度は頬粘膜癌の約50%を示します。



治療法
   治療としては、放射線治療単独あるいは化学療法併用、放射線治療と手術併用など行われています。
   全例の累積生存率は3年
57%、5年39%で、放射線治療と手術併用群で70%の良好なものもありました。

予後
   予後は疣贅性癌を除きあり良くありません

   5年生存率は40%といわれています。
 
 

          

症例
  症例1:口角部に近い頬粘膜に癌があります。

             





 お口大全TOPへ

copyrightc 2021 YDC all rights reserved


mail:mail:info@aofc-ydc1.sadist.jp