お口大全 (お口と機能と口腔ケア) 
                 
All the Oral-functions and Care
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お口の働き(口腔機能)について 
     
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T:健常な口腔機能とは 
 
 口腔は以下の様な機能を担っています。
    @摂食・咀嚼・嚥下機能
    A発音・構音機能
    Bその他
      1)姿勢保持
      2)審美性 (見た目上の外見)
      3)その他 (スキンシップ)

 簡単に言えば、「食べる」、「しゃべる」、「その他」、ということになります。
 ヒトはこの機能によって活動に必要なエネルギーを摂取し、同時に意志の疎通を図ることが出来ます。

 口腔機能は、神経、筋肉、骨、歯、唾液など様々な要素によって構成されています。
 それらの何か一つが障害されるとその働きが大きく減退します。

 以下のページでは、それらの概要について記述して見たいと思います。

    A:口腔機能に関する基礎的事項
       1:口腔機能の構成要因 (解剖、生理)
       2:フレイル
       3:オーラルフレイル
       4:口腔機能低下症
       5:摂食嚥下障害
       6:構音障害
       7:口腔機能障害の原因 (各種疾患)
       8:口腔機能障害の影響
    B:口腔機能のアセスメント(診査・評価方法)
       1:臨床診査
       2:各種検査
    C:機能訓練の実際


U:改正介護保険と口腔機能
 
 要介護状態の発生予防を目的に、要支援・要介護状態に陥るおそれの高い者(特定高齢者)を対象として、
 口腔機能の向上の介護予防に資するプログラムを主に集団で実施する事となりました。
 以下がその流れです。

  【地域包括支援センタ−】
    1次アセスメント
       介護予防ケアプラン作製
             保健師、ケアマネージャー等
            ↓
       介護ケアプラン確定

  【介護予防事業所(通所)】
    事前アセスメント
    口腔機能向上の予防サービス計画
       歯科衛生士、看護師、言語聴覚士
          ↓
    介護予防サービス
       専門的:歯科衛生士、看護師、言語聴覚士
       基本的:介護職員
           ↓
    事後アセスメント
       看護師、歯科衛生士、言語聴覚士

 この流れに従えば、看護師、歯科衛生士、言語聴覚士 の3職種は自らアセスメント行うことになります。
 それは何らかの責任を伴う事とも言えます。
 したがって、口腔機能を十分に理解する必要が発生したとも考えられます。


V:口腔機能向上の意義 
 

 (1)健康な口腔機能を維持して、口から食べることを行えば以下のことが期待できます
      @脳血流の増加
      A各種の内因性物質の分泌促進
           線維芽細胞成長因子(FGF) 
           アセチルコリン( アルツハイマー病の予防に関与する脳内伝達物質)
      B消化器系の活性化 、唾液分泌促進
    
 (2)それによって、さらに以下の効果が予想されます。
      老化の予防
      @認知症の予防
      A消化器系の健康維持
      B転倒予防

 (3)実際の利点としては次の様な恩恵が有ると思われます。
      @食事介助の効率化
      A誤嚥性肺炎の予防
      B経済的効果   など

 口腔機能を向上させれば、全身的な多くの恩恵が期待できる事になるものと思われます。



参考資料 
 
  『全ての病気は「口の中」から!』

 

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