粘膜の良性腫瘍 (非歯原性腫瘍) |
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1:非歯原性腫瘍とは
口の中は、歯という硬組織と、舌、唇などの軟らかい組織があります。
ここでは、硬い歯と、軟らかい粘膜を分けて、腫瘍の起源が分類されます。
非歯原性腫瘍とは、歯の原器由来ではない腫瘍のことで、主に口の粘膜や粘膜の下の組織から発生します。
口腔粘膜は、上層の重層扁平上皮と下層の粘膜固有層という2つの層からなります。
ケラチン化した口腔粘膜では、上皮は以下の4層からなります。
@基底層 A有棘層 B顆粒層 C角質層
2:非歯原性腫瘍
〈良性腫瘍〉
A:上皮性腫瘍
腺腫、乳頭腫
B:非上皮性腫瘍
線維腫、粘液腫、脂肪腫、筋腫、骨腫、軟骨腫、血管腫、リンパ管腫、神経腫
組織球性腫瘍、巨細胞腫、骨芽細胞腫、化骨性線維腫、
その他(エプーリスなど)
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