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エナメル上皮腫について


     
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 エナメル上皮腫腫 (Ameroblastoma)
  1:エナメル上皮腫とは
 この腫瘍は、顎骨に発生する代表的な良性の歯原性腫瘍です。

2: 臨床症状
 無痛性の顎骨の腫脹で、大きくなると顔面が非対称性となります。
 顎骨の膨隆、変形、歯の移動を訴えて来院することが多い。
 この無痛性腫脹は数年に及び漸次大きくなってきます
 炎症を伴うか、感染しない限り原則的に疼痛を訴えることはありません。
 顎骨の膨隆や腫脹をきたした期間は1年以上4.5年以内が全症例の50%を占めています。
 大きくなった症例は1,400gのものもあるくらいです。

3:治療法
 外科的療法を主とします。
 その他の治療法は原則的とはいえず、悪性に準じた手術方法を行います。


4:症例
  症例1
    左下の歯の痛みを主訴にを受診。
    その時撮影したパノラマ写真で偶然に、右下顎角部に本疾患の存在が分かりました。
    レントゲン像からエナメル上皮種を疑いました。
    即日、大学医学部歯科口腔外科に治療依頼の紹介をしました。
       右下顎臼歯から、角部、枝部にかけて透過像があります。また上顎の前歯部には含歯性嚢胞も認められます。





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