お口大全 (お口の機能と病気と口腔ケア) |
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口腔機能に関連する筋肉について
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口腔機能に関連する筋肉について() |
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ヒトが何かを行うとき、全ての行為は筋肉を介して為されます。
会話、目配せ、食事、移動、作業、等々全てに亘ります。
脳の命令、神経の伝達、筋肉の作用という流れに沿って、ヒトは何かをする事が出来るのです。
口腔機能も筋肉の働きによってその機能が発揮されることになります。
1: 口裂周囲の筋(口唇、頬)
口の周囲は口唇を構成する筋群と頬を構成する筋群が囲んでいます。


2:舌
舌は筋肉でできた突起物です。
筋肉を様々に動かすことで、形や位置を自在に変えることができ、食物を飲み込む際、言葉をしゃべる(構音)際などに
使われるので、消化器、運動器の働きをもつといえます。
その運動は非常に細かく、正確にコントロールすることが可能。
また、哺乳類の舌には、味覚を感じる受容器である味蕾(みらい)があり、感覚器でもある。

3:軟口蓋の筋
軟口蓋の筋の作用を鼻咽腔閉鎖機能といいます。
これらの筋群は、鼻腔、口腔、咽頭を遮断して摂食嚥下、構音機能に重要な役割を果たします。

4:咀嚼筋
(1)4大咀嚼筋
咬筋、 外側翼突筋、 内側翼突筋、 側頭筋
(2)咀嚼筋の作用
主に閉口機能に関与し、咬むための筋群です。

5:舌骨上・下筋群
(1)舌骨上・下筋群の区分
@舌骨上筋群
舌骨の上方で口腔底を形成します。
広頸筋→顎二腹筋→茎突舌骨筋→顎舌骨筋→オトガイ舌骨筋→オトガイ舌筋
A舌骨下筋群
舌骨の下方で胸骨・肩甲骨と舌骨の間に位置し、咽頭器官甲状腺を被覆する筋群。
浅層:胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋
深層:甲状舌骨筋、胸骨甲状筋
(2)舌骨上・下筋群の作用
@舌運動
舌骨を固定して舌運動を行わしめる。
A開口運動
B嚥下運動
顎舌骨筋・オトガイ舌骨筋は、顎二腹筋・茎突舌骨筋の協力で舌骨並びに口腔底を上方に上げる。
さらに舌骨下筋の緊張でそのまま舌骨固定する。
その結果、舌は口蓋に対して圧を加えたまま、食物を後方に押しやります。

6:頚部筋群
7:咽頭筋
8:食道筋群
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